各地のふくもの民芸品
日本各地に昔から伝えられてきた民芸品(郷土玩具)。
丁寧に作られた縁起物は、ひとつとして同じものがありません。
そんな素敵な民芸品を手がける職人さんたちが年々、減っているそう。
『ふくもの堂』は微力ながら、少しでも多くの方に日本の素朴で愛らしい
手作りのふくものたちを知ってもらえるよう、紹介していければと思っています。
遊山箱(徳島県)
徳島に昔から伝わる小さな宝箱「 遊山箱(ゆさんばこ) 」
徳島で生まれ育った人にとっては、馴染みの深い思い出いっぱいの春の宴のお弁当箱です。 「遊山は春の農始め」と言われ、お米作りと深い関わりがあるそうです。「遊山やま」には神様がいて、遊山やまと里を行き来して遊ぶ子供達について田の神様が里に降りてきて「田おこし」が始まるという大切な節句の習わしです。時代は変わっても、親と子の繋がりは変わりません。大切な人子へ人へ、このかわいい遊山箱で季節のものを思いと共にプレゼントしませんか?
『ふくもの堂』では、徳島の漆器蔵『いちかわ』さんと共同で、小さな「ふくもの遊山箱」を製作。上大岡トメさんのイラスト入りの遊山箱を注文販売しております。お気軽にお問い合わせください。
漆器蔵 いちかわ
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本郷だるま・仙台すずめ・仙台張子(宮城県)
古くから仙台庶民の信仰の中に親しまれてきた「仙台張子」
「松川だるま」に代表される仙台張子は、天保年間(1830~1844年)に伊達藩の藩士 松川豊之進が創始し作られてきたと伝えられています。 初代・本郷久三郎が松川氏に弟子入りし、その技術や木型を継承している「本郷だるま屋」。現在、十代目本郷久孝・尚子ご夫婦が継承しています。 目にも鮮やかな青を使っただるま、そして素朴な味わいのすずめ。すずめは伊達正宗で有名な伊達家の家紋にもなっています。あちこちに「ふく」を運んでくれそう。
『ふくもの堂』では、お取り寄せもしていますので、店頭でお聞きください。
【製作者】張り子や 澤藤範次郎さん松川だるま製作所 本郷だるま屋 本郷尚子さん
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鯛乗り招き猫・張子(岩手県)
素朴でやさしい岩手の張子
六原張り子は、岩手県花巻市産の手漉きの成島和紙を使用し、約60年前から岩手で作られている張子。縁起のいい張子たちを百種類以上制作されているそうです。 『ふくもの堂』がイチオシする、鯛乗り招き猫。縁起物の2大巨頭がひとつになって、あまりの「ふくぶく」しさに、ニヤニヤしてしまいます。猫と鯛は捕食関係。でもこの大きな鯛の前には、猫もお手上げなのでしょうか。 いや上に乗っているから、猫が鯛をコントロールしている!? いろいろな憶測を呼ぶ、ふくものです。
『ふくもの堂』では、鯛乗り招き猫を取り扱っていますが、数に限りがありますので来店時に売り切れの場合はご了承ください。
【製作者】張り子や 澤藤範次郎さん